5月4日、四倉諏訪神社の例大祭が行われました。その様子をご紹介したいと思います。
いわき市は浜通りと言いまして、海に面した地域です。5月の連休には漁港を中心としたあちらこちらで例大祭が行われるのですが、ここ四倉町では船の安全と豊漁を願って、海中渡御が行われます。
海中渡御は四倉海岸で行われ、諏訪、羽黒、安波(あんば)の本みこしなど計6基が参加します。お潮くみ神事で清められた神輿は、担ぎ手の威勢の良い掛け声とともに海中に入り、激しい水しぶきを上げます。
このうち、四倉町商工会青年部が支援する紅鳳会は、10代から40代までの35人が女みこしを担ぎ、男性に負けじとみこしを上下に揺らしては、詰め掛けた観客から歓声を浴びていました。
昨年の撮影につづいて、今年も出かけてみました。(昨年は失敗しましたので・・・復習ですね。)
各社、団体の神輿がぞくぞくと四倉海岸に集結します。
四倉町善友会による安波(あんば)の本神輿が一番に登場。
そして、四倉町憩クラブによる諏訪の本神輿が登場
今年も登場、四倉剣友会(町道場)の神輿。四倉町は剣道が盛んな地域です。
四倉町商工会青年部が支援する紅鳳会の女神輿も登場。
羽黒の神輿もそろって、3基の神輿がしめ縄の中に納まりました。
なお、TVカメラも取材に来ていました。どうやらTV的にも女神輿は注目の的のようです。
お潮汲み神事が始まりました。
各団体の代表が榊を手に、海へ向かって歩を進めます。
潮を汲み取った榊を酒で清めます。この榊を使って神輿を清めます。
海中渡御が始まります。
海へ歩みだす、善友会の安波の神輿。
続々と神輿が海中に入っていきます。これ以上ない晴天とはいえ、5月の海はまだまだ冷たいぞ。
四倉町憩クラブによる諏訪の本神輿も海中へ向かいます。粋だ!かっこいい!!
清水会は女性の担ぎ手さんも参加されていました。
ひときわ注目を集めていた紅鳳会の女神輿、セイヤセイヤと元気な掛け声とともに海中に入っていきます。
四倉剣友会の神輿も海中へ入っていきました。神輿も手作りのようです。がんばってください。
やはり、5月の海はまだまだ冷たい。しかし、気合と根性で担ぎきります。紅鳳会の皆さん、がんばって!
セイヤ!セイヤ!!の掛け声とともに神輿が大きく上下に揺さぶられていました。
もう少しだ!みんながんばれ!!リーダーらしき方が活を入れると、元気な笑みがこぼれました。楽しそう・・・。
気合だー!がんばれー!!気力の神輿担ぎです。
四倉海岸の波は意外に激しい。膝まで波しぶきに飲み込まれます。この中で神輿を担ぐのは容易ではないです。
神輿が出会うと、海中であろうと喧嘩神輿になってしまいます(笑 火事と喧嘩はなんとかの花といいましたが・・・威勢の良さはさすが漁師町ですね。
女神輿ばかり撮影していたのではありません。男たちの神輿もそれは激しかった。勇ましかった。
なんというか、神輿のぶつかり合いは、男たちの魂のぶつかり合いですね。神輿同士の間には一歩も引けない迫力が漂います。
女神輿もぶつかります。それ!負けるな、負けるな!!
気迫の神輿担ぎ、そろそろクライマックスです。
各社の神輿が海から上がり始めました。ほんとうに素晴らしい海中渡御でした。
やりきった男たちに観客からも大きな拍手が送られていました。今年一年の豊漁は決まりましたね。
外国人の担ぎ手も多く参加していました。四倉町は国際色豊かな町でもあります。
紅鳳会の皆さんもお疲れ様でした。観客からの注目もぴか一でした。今年もいいパフォーマンスでしたよ。
四倉剣友会はなかなか海中から上がってきません。最後まで神輿を担いでいました。神輿担ぎはお祭りではありますが、稽古の一環でもあるのでしょう。
少年剣士たちの顔にはやりきった充実感に満ちた笑みがありました。
やりきった。がんばりました。今年の必勝祈願もかねていると思います。各大会での健闘も期待しています。がんばってください。
この後、各社のお神輿は四倉市内を練り歩きながら、各社を目指します。
せっかくなので、通して撮影したかったのですが・・・今年は風邪が治りかけでしたので撮影を切り上げました。
なお、昨年の記事はこちらです。よろしければごらんください。