7月31日、「第27回四倉ねぶたといわきおどりの夕べ」にでかけてきました。
四倉の商店街には、色鮮やかなねぷた絵が展示され、夜にはライトアップ。町全体が夏祭りムードに包まれます。
今年も人物などを立体的に表現する「ねぶた」と平面的な美しさを表現する「ねぷた」の製作を、四倉のねぶた絵師約40人が在籍する善友会が担当。今年は昨年より1基増え、ねぶたが4基、ねぷたが5基の計9基手掛けられたそうです。
ねぶたは5月上旬から、四倉漁港近くの事務所で作業を開始。各日約10人の絵師が事務所で午後6時ごろから約3時間にわたり、昼間の仕事で疲れた体にむち打ちながら製作に取り組んできました。
今年のおおとりを務める大ねぶたは「画狂人 葛飾北斎」でした。自らを「画狂人」と称し、数多くの作品を後世に残した江戸時代を代表する浮世絵師・北斎が「鳳凰(ほうおう)」の大作に向かう姿を表現しています。ねぶたには、北斎の代表作「富嶽三十六景」をアレンジした波の絵も描かれていました。
同会が手掛けたねぶたとねぷたは祭り当日、いわきおどりの一行に続き、午後7時ごろ、登場予定。「ラッセラー、ラッセラー」の元気な掛け声に合わせ、勇壮な姿で夜の商店街を練り歩きました。
そのようすをご紹介しましょう。
いわきの夏祭りは、この四倉ねぶたといわきおどりの夕べから始まります。今年も夏が来たな~と実感です。
大小さまざまなねぶたが並びました。少しご紹介してみましょう。
恕巖の文字が勇ましい四倉剣友会のねぶたです。剣道を通して子どもたちの健全な成長をサポートする地域に根差した道場です。さまざまなイベントでお見かけしています。
お祭りでは必ず見かける清水会のねぶたです。デコトラを模した威勢のいいねぶたに仕上がりました。
絵柄を少し大きく見ていきましょう。 四倉剣友会の武者のねぶたです。
水木一郎先生の「ゲゲゲの鬼太郎」もいました。今年はNHKの朝の連続ドラマ 「ゲゲゲの女房」が大ヒットしました。人間と妖怪、仲良くしようというメッセージがこの漫画にあり、世界平和を願う人々の間で人気です。
こちらは、スーパーマリオブラザースと藤子不二雄Ⓐ先生の怪物くんのねぶたです。とてもかわいいデザインですね。
10年前、空前の大ヒットを記録した「新世紀エヴァンゲリオン」のねぶたです。最近ではパチンコの人気機種として大人気らしいです。
知人の間で大評判でしたので、もう一枚掲載しておきます。
海がある、山がある、明るい未来がある。いわき・四倉の四季の風物詩をちりばめたねぶたです。
「宇宙戦艦ヤマト」も世代を超えた人気です。考えてみれば、後のアニメブームの火付け役だったように思います。もう30年くらいたつんじゃないかな。すごいロングセラーですね。
裏面には、イスカンダルで宇宙戦艦ヤマトを待つスターシャかな?がデザインされています。松本零士先生の描く女性キャラクターは線が細くて、美しいですね。
各ねぶたに電力を供給する電源車にも小さなねぶたが飾り付けられています。こちらのねぶたは普段も「道の駅よつくら」でご覧になれます。
さて、お待ちかね。「画狂人 葛飾北斎」です。筆に魂をこめて鳳凰を描く北斎の気迫が伝わってくるかのようです。
四倉の商店街を練り歩くねぶたの一段は大迫力です。
ちなみに、伝統のねぶたは時代の流れにも敏感です。この大ねぶたの裏にはFIFAワールドカップアフリカ大会がデザインされていました。今年はワールドカップイヤーでしたね。毎晩、寝不足でした。日本代表の決勝リーグ進出で日本列島が歓喜に包まれました。
沿道から携帯電話を片手に撮影している方がたくさんいらっしゃいました。
もう一つの大ねぶた「北天鬼人 安倍貞任」です。 平安時代後期に北陸で暴れまくり、平和の微温湯に浸かっていた貴族達を仰天させた戦闘民族安倍氏の一人である。源義家のライバルとしても知られています。怪力自慢の大男のみならず、頭の回転も鋭敏で、軍略に長じていた。安倍一族を討伐するべく、朝廷は源頼義を派遣したが、見事な軍略により、追い返された。次いで、その息子・義家が戦うことになるのだが、義家は元服したての十代、若い頃から勇猛、聡明であり、彼が前線に立って指揮を取ったことで劣勢は挽回され、なし崩しに貞任らは苦境に立たされた。
そして、粘り強く戦った貞任も、ついには拠点としていた厨川柵に追い詰められ、全身に矢を射られて討死にした。戦後、貞任は頼義を裏切り安倍氏の側についた藤原経清と共に、首を五寸釘で打ちつけられて晒されたが、その際、首を切断するのに生半可な刀を使っては逆に刀が折れてしまったので、巨大な鋸を使ったという。その鋸は、今尚平泉中尊寺に奉納されているらしい。
まさに北天鬼人の名にふさわしい勇猛さです。素晴らしい、本当に素晴らしい。勇壮なねぶたが四倉の商店街を練り歩きます。
その前には子どもたちの曳くねぶたがありました。ここから前へ前へ進んでみたいと思います。
正面に回り込んで一枚撮影、祭りの夜を皆が楽しんでいますね。
清水会のデコトラねぶたは威勢がいい!いたるところで、ぐるぐる回っていました。
新町こども会は小さな子が多かったです。比較的軽いねぶたにして、子どもでも引けるようにしてあるようです。
さて、ここで「いわきおどり連」に出会いました。やはり清水会。四倉のお祭りには欠かせない存在です。光を全身にまとった風貌は夜闇に浮かび上がっていました。
大川魚店の前を通過します。光が乱舞しています。
祭りは最高潮に・・・。
それを見守り沿道の方々もたくさんいらっしゃいました。
地域の金融パートナー「いわき信用金庫(手前)」「ひまわり信用金庫(奥)」も出場です。ストロボなしなので、ほとんどの写真が流れてしまいますが、四倉のお祭りの激しさが伝わるでしょうか。
ひまわり信用金庫の皆さん頑張れ!
いわき信用金庫の皆さん、楽しそうです。
四倉のメイン通りに出てきました。まさに興奮も最高潮ですね~!
両信用金庫の皆さんは無事にゴール!ゴール地点はJR四ツ倉駅前広場です。
ねぶた連も追いついてきまいsた。まずは新町こども会の鬼太郎ねぶたがやってきました。
スーパーマリオ、怪物くんねぶたもそれに続きます。
そして、四倉剣友会です。
大漁祈願のねぶたもやってきました。四倉商工会議所の皆さんです。
本当にすごい人人人でした。こんなにたくさんいらっしゃるのです。
清水会のデコトラねぶたがやってきました。相変わらず勇ましい。
元気な姉さんがリードしていました。ゴールは目前、がんばって!
さて、とても残念ですが・・・僕はここでおいとましました。残念ですけど・・・都合があって時間切れです。
なお、この後は大ねぶたが続いて、JR四倉駅前にねぶたが一堂に会します。その姿は圧巻なのです。
そのようすは、昨年の記事で紹介しています。ぜひ、そちらもご覧ください。
111: 四倉ねぶた祭りは、ほぼ毎年出動(2009.07.27 | お祭り・イベント)
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四倉ねぶた、スゴイ迫力ですねー。
私は年代的に「ヤマト」のねぷたにココロ惹かれました。
ちょうど多感な高校生の頃に夢中になったので(笑)
参加者がみんな楽しそうな笑顔で、素敵な写真ばかりでした(^^)
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初めまして。
ねぶた祭りは初めて聞きました。
本当に素敵な祭りですね。
一度青森に見に行きたいんです。
よろしくお願いします。