市民手づくりの映画祭「いわきぼうけん映画祭」記念すべき第1回が開催されました。

待ちに待った、市民手づくりの映画祭=「いわきぼうけん映画祭」(同実行委員会主催)がいわき市平のいわき芸術文化交流館アリオスで開かれました。今日はその初日でした。
午後からお仕事を予定していたので、午前中だけでしたけど、出かけてみました。

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写真はいわき芸術文化交流館アリオス・カンティーネの物産コーナー。カモメの視線などのDVDやいわきの名産品が販売されていました。


映画祭のスタートは中劇場から!

マッセ禁止さんのMCで映画祭は進行していきます。いわき冒険映画祭の実行委員長 増田 伸夫氏が、実現までの道を紹介し、自主製作映画という普段目にすることの少ない、一期一会の映画を見ること、作ることの楽しんでほしいとメッセージを贈りました。
それにしても、いきなり度肝を抜かれたのが…この冒険映画祭のチャレンジ企画です。
【24時間耐久映画製作 俺たちに・・・やれるのか】

これは「24時間で映画がつくれるか」を合言葉に、同実行委スタッフが映画祭が終了するまでの間に映画を1本製作し、12日の閉幕時に公開する試みです。しかも、キーワードを必ず入れることという縛りがあります。
キーワードは【冒険とアリオス】・・・会場にいた観客のリクエストを取り入れて、まさに当日決まりました。
明日の最終日は必見ですね。

【素晴らしい自主製作映画の数々、公募作品は2部門37作品が上映】

この映画祭の中心は、自主製作映画の上映です。いわき市内で撮影された作品の「いわき部門」と、冒険をテーマにした「ぼうけん部門」の2部門があり、北海道から沖縄県まで全国から計45点の応募があり、37作品が上映されます。
各部門のグランプリは、来場者の投票によって決められます。市民参加型の映画祭といえるでしょう。なお、グランプリに輝いた作品は、映画館「ポレポレいわき」12~18日に開かれる関連イベント「ポレポレ映画祭」で上映されることになってります。
【映画祭に華を添える招待作品】

 ぼうけん映画祭の招待作品として上映されるのは、いわき市で2年間撮影されてきた時代劇「白薔薇(ばら)がに染まるまで」(羽賀慎一郎監督)や、中学生が監督した劇場用長編として話題の沖縄映画「やぎの冒険」(仲村颯悟(りゅうご)監督)など5作品。どれも素晴らしい作品ばかりです。
また、ドキュメンタリー監督の原一男氏による「タイムカプセル・アドベンチャー」上映とトークショー、初心者がワークショップで製作した作品の上映、その指導者によるトークショーもあります。
■場所:
いわき芸術文化交流館アリオス 中劇場・小劇場
     (福島県いわき市平字三崎1番地の6 TEL.0246-22-8111 / FAX.0246-22-8181)

■料金 2日通し券(前売のみ)800円 1日券(前売・当日共通)500円 未就学児無料

■上映作品 〔招待作品〕
 「HAYABUSA~BACK TO THE EARTH~」
 監督:上坂浩光 ナレーション:篠田三郎
 上映日時:2/12(土) 16:00~
 「やぎの冒険 The Catcher on the Shore」
 監督:仲村颯悟(りゅうご)/脚本:山田優樹 岸本司 月夜見倭建
 プロデューサー:井手裕一 主題歌:Cocco
 上映日時:2/12(土)11:00~
 「いい爺いライダー」
 監督:伊藤好一/総合指導:崔洋一/撮影:星勇/脚本:斎藤征義
 上映日時:2/11(金・祝)10:30~
 「タイムカプセル・アドベンチャー」
 監督・脚本・出演:ワークショップに参加した小中学生
 総合監修:原一男
 上映日時:2/11(金・祝)15:20~
 「アート ドキュメントいわき03~05 そして08へ」
 編集・振付:近藤良平
 出演:ワークショップ参加者、コンドルズ ほか
 上映日時:2/12(土)13:30~

 〔特別上映作品〕
 「白薔薇が紅に染まるまで」
 脚本・監督:羽賀慎一郎
 出演:寺内淳子、石井直樹、新留ゆり ほか
 上映日時:2/11(金・祝)17:00~


■詳細:
 公式ブログ http://boukeneigasai.jugem.jp/
 チ ラ シ  http://iwaki-alios.jp/cd/files/iwaki_bouken_filmfes2011.pdf

いわきに新しい風を吹き込むこのイベント。新しい試みが数多く盛り込まれ、楽しいイベントになっています。
明日も いわき芸術文化交流館アリオス 中劇場・小劇場で行われます。ぜひお出かけください。