今日はいわきぼうけん映画祭の後夜祭的なイベント・・・ポレポレいわきでのグランプリ作品上映会に出かけてみました。
写真は今日の満月。EF70-200mm F2.8L ISにEXTENDER EF 2X III、三脚使用。適当にパチリと撮ったもの。月を撮ると、月から地球を撮ってみたくなる・・・僕だけかな?・・・宇宙は人類の冒険だね。
さて、今回上映されたのは、以下の2作品です。
- 「ぼうけん」部門グランプリ作品 モートラ物産音楽隊 西谷龍二監督
- 「い わ き」部門グランプリ作品 私立探偵ダイス 高羽 務監督
まずは、「ぼうけん」部門グランプリ作品・西谷龍二監督のモートラ物産音楽隊。
監督は都合があったため、いわきぼうけん映画祭主催の増田さんから、西谷龍二監督のメッセージが読み上げられました。
「この映画は皆さんがにやりと笑う顔を想像しながら、作りました。どうかにやりとしてください。」とのことでした。
この作品は今日初めて見ます。
見終わった感想
・・・・個性的な登場人物の動きや表情、そして岐阜県飛騨市神岡町の素晴らしいロケーションとフレイレフ・ジャンボリーの楽しい音楽で進行するドタバタ喜劇映画でした!
この映画は全編セリフなしなんだけど、それがなおさらこの映画の世界をリアルにしてると思う。
ああ、そうだ、モートラってたぶんみんな知らないなぁ。築地の魚市場なんかでよく使われている乗り物。
この音楽隊は、このモートラに楽器と野菜を積んで移動します。音楽を披露してお客を集めて野菜を売ってるみたい。ちょっとおっちょこちょいな太鼓担当の六ちゃんがキーパーソンです。
この六ちゃんを中心に巻き起こるドタバタ劇が面白いんだよ。「も~、だから言ったのに」って思わずつぶやいてしまいそうでした。
映像的には、カメラワーク、イメージ映像の使い方、写真の撮影の上でもとても参考になった。映画を見るって、写真の撮り手として大切なことだね。
もう一度言いたい。この映画、「も~、だから言ったのに」っていう映画。
・・・・・にやりとするって、そういうことか(笑。
そして、「いわき」部門グランプリ作品・高羽 務監督の私立探偵ダイス。
この作品も今日見るのが初めてです。
なので、この上映会がとても楽しみでした。
高羽 務監督は、いわきサンシャインTVの方なのでずっと存じ上げておりましたが(市民の方はたぶんほとんどの方がご存じでは?)、映画を撮ったらどんな作品を撮るのか・・・とても興味がありました。
映画を観た感想
・・・主人公の私立探偵はいかにも探偵映画の主人公。他の登場人物もキャラクター設定がしっかりしててわかりやすい。短編映画ではわかりやすさはとても大切な要素だと思う。短時間でキャラクターを理解し、物語に集中したい。カメラワークはさすがだった、映像に力があったと思う。
撮影はいわき市内で行われており、いわきに住んでいる人なら、すぐにわかるおなじみの場所ばかり。まさに高羽監督の「いわきLOVE」が前面に押し出された映画だったと思う。
映画を観る前は、高羽監督はどんな映画を撮るのかなということばかりが気になっていたけど、見終わると、私立探偵ダイス・・・こいつはいいやつだ。好きだなーと思っていました。すっかりファンになってしまったようです。
上映会後の挨拶で、「いわきぼうけん映画祭が開催されると聞いて、いわきの映像作家としては、映画を作らないわけにはいかない。それといわきの街おこしじゃないけど、いわきを盛り上げたい気持ちがあったので、エントリーしました。楽しんで作った結果、皆さんからご評価いただいて、このような賞を受賞できました。ありがとうございました。」とおっしゃってました。
私立探偵ダイスは今後も制作を続けるそうなので、次回作が楽しみです。
次回、第2回いわきぼうけん映画祭は2年後です。どのように成長していくのか今から楽しみです。