春の気配を感じた子鍬倉神社

ちょっと旬の季節ではないかな?・・・と思いましたが、子鍬倉神社に足をむけてみました。
いわきにきて、7年になりますが、こちらの神社に出かけるのめてです。

表参道の石段はかなりの急こう配で、上り下りには注意が必要です。

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急こう配の石段をあがり、ひろびろとした境内にでました。写真の右上にかかるのは桜でしょうか。さすがにまだ蕾です。いわきの桜の名所、松ヶ岡公園が徒歩で行けるところにあります。松ヶ岡公園の桜見の後で、参拝するのもよさそうですね。

さて、ここで子鍬倉神社の紹介をさせていただきたいと思います。

創建は平安時代初期806年と伝えられ、全国の神社一覧として作られた延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)にも記載されている由緒ある神社です。磐城4郡の総鎮守として広く信仰されてきましたが、江戸時代に入り、社殿を焼失して以前の記録や社宝など失い詳細が不明となってしまいました。祭神は宇迦御魂命で、五穀豊穣を司り殖産興業や商売繁盛にも御利益があるそうです。子はカイコつまり衣、鍬は農業つまり食、倉は住を意味し、すなわち子鍬倉で衣食住を表しています。人々の生活を守る神社として厚い信仰を集めています。例祭では御神輿渡御が行われ、いわき市中心市街地を練り歩きます。 

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どっしりとした拝殿です。銅板葺き、唐破風の向拝、桁行き6間の建物で格式を感じます。

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大きな絵馬も見事!

奉納絵馬掛には、中高生の高校・大学合格を願う絵馬がたくさんかかっていました。 

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狛犬は石彫でした。 どっしりとした重厚な造形です。狛犬は神社によって、それぞれ違いがありまして、なかなか味わい深いものです。ぜ神社にご参拝の際には、ぜひ狛犬にもご注目ください。


おまけ

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表参道の石段を降りる途中で見つけた若葉179です。235でしょうか・・・石段の隙間から懸命に芽を出しています。をすぐそこまで感じますね。

#この若葉に気がついたのは、ゆっくりと石段を上り下りしていたからこそでした。春の息吹を感じながら、ゆっくりと生活することもたまには必要ですね~。スロ~な生活もいいもんだ。