ウチダザリガニを食してみました。

みなさん、ザリガニを食べたことはありますか?

・・・・・え?食べれるのかって??

そうですね~~。今、日本にいるザリガニの多くは赤くて大きなザリガニ=アメリカザリガニですけども、もともと食用として、日本に輸入されたものですよ。

写真のザリガニは、1930年にアメリカから食用として輸入されたもので、「ウチダザリガニ」と言います。北海道の摩周湖とここ(福島県北塩原地方の湖沼)にしかいない、それは珍しいものだそうです。

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う~~ん、生き物チックですね。

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ザリガニはエビのような外見をしていますが・・・カニですよ。やっぱり・・・・食べてみるとよくわかります。

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まずは鍋に入れます。

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そしてボイル(塩ゆで)します。すぐに赤く色づきます。

ちなみに、エビ、カニなどが茹でられると赤くなるのは、アスタキサンチンという色素のせいです。カロチノイド系色素の一種で、鮭、イクラ、マス、オキアミ、エビ・カニ類などの赤色色素です。

エビ、カニの場合は、アスタキサンチンはタンパク質と結合して青緑色で存在していますが、加熱や酸処理を行うと、タンパク質から分離して赤色になるというわけです。

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ほら、見事でしょう?ロブスターのようですよね。

しっぽの部分をむいて食べますが、背ワタがあるんですよ。エビの特徴ですね。エビじゃないの、やっぱりと思うでしょ?

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でも、味は完全にカニですね。ロブスターに近い味わいです。

食糧難の時代に輸入された生物が、今はここ、桧原湖、秋元湖を中心に大繁殖していまして・・・もともとそこにいた種を駆逐しようという勢いです。

生態系のバランスを崩すと、それを取り戻すのは至難の業。そんなことも考えさせられました。
話はそれますけど、子どもの頃って、みんなザリガニ釣りをしますよね。特に、男の子は・・・・。僕は、特にザリガニ釣りが気に入ってしまったんです。

なんでかって言うと・・・幼稚園までは都会暮らしだったんですよ。大阪とか名古屋とか。

でもですね。小学校に上がって、すぐに父の仕事で田舎へ引っ越したんです。これは最高でしたね~~。毎日が冒険のような生活になりました。セミやクワガタ、カブトムシを捕まえたり、カエルと遊んだり・・・魚釣りに出かけたりしました。
そういう遊びの中でも一番気に入ったのが、ザリガニ釣りです。すごく簡単に釣れるし、仕掛けを作るのも簡単。手軽さが良かったんですね~~。

ま、そんなことで、田舎は大好きです。

もしかして、子どものときに田舎暮らしをしなきゃ、こんなにはならなかったかもなぁ。