夏の思い出シリーズ♪日光華厳の滝を見てきました。

さて、今回も夏の思い出シリーズ♪日光華厳の滝・・・一体いつまで続くんだ・・・「夏の思い出シリーズ♪」(笑
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お盆休みの帰り道・・・日光は華厳の滝を見てきました。華厳の滝といえば、関東の小中学生はたいてい遠足で『日光』に行くのですが、『日光東照宮』、『中禅寺湖』と並んで人気の観光スポットです。

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そうです。まずは「いろは坂」を登らなければなりません。「いろは坂」の名称は、第一いろは坂と第二いろは坂の二つの坂に存在する48のカーブを、いろは48音に例えたのが、その由来です。
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馬返から中禅寺湖への登り方向が第二いろは坂。馬返から明智平までの上り方向で、「い」から「ね」までの20のカーブがあります。中禅寺湖から馬返への下り方向が第一いろは坂。全線が下り方向で、「な」から「ん」までの28のカーブがあります。それぞれ一方通行です。

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第二いろは坂の途中には「黒髪平(くろかみだいら)」、「明智平(あけちだいら)」とそれぞれ呼ばれる駐車場が2か所あります。
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明智平に到着しました。男体山を望んでみましょう。

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男体山は関東地方有数の高山であり、成層火山らしい円錐形の大きな山体は関東一円からよく望まれます。古くから山岳信仰の対象として知られ、山頂には日光二荒山神社の奥宮があります。また、一等三角点「男体山」(標高2,484.2m)が設置されています。
最後の噴火は約14,000年前だとされていましたが、山頂の噴出物の調査により約7,000年前の噴火が正式に確認され、活火山に分類される可能性があるそうです。中禅寺湖、戦場ヶ原、小田代原は、この約7,000年前の男体山噴火により湯川が堰き止められてできたもので、流出口には日本三大瀑布として知られる華厳滝や竜頭滝などがあります。

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有名な明智平ロープウェイです。華厳の滝や中禅寺湖が一望できる展望台へ通じています。これに乗っちゃうと、先に華厳の滝を遠くから見れちゃうんです。時間のある方は是非どうぞ。
しかし、観光客が捨てていったゴミが目立ちますねぇ。こんなところ、誰が代わりに掃除してくれるというのか。掃除する人は命懸けになるかもしれないぞ。後の人のことも考える・・・そういう美しさを持ちたいものですね。

 
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たぶん小学校の遠足では乗ったと思うこのロープウェイ。でも、なぜか覚えていない。
さて、ここから車で先を目指します。

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滝付近の大谷川北岸には、華厳滝エレベーターが設置されており、エレベーターで降りた観瀑台からは滝壷を正面間近に見ることができます。はっきり言って、お勧めです。
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この方・・・何してるのかって!?男体山を撮影してみたいです。
・・・そうです、私の父です。一緒に遊びにきました。父も写真が趣味の一つです。

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同じ位置から撮影してみました。たぶん、こんな写真を撮っていたのでしょう。あたりかな?
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華厳の滝の観瀑台へ通じる通路です。
この通路を抜ければ観瀑台です。
子どものころに見たっきり・・・・・・もはや、おぼろげな記憶しかない、その姿を再び見ることができるのです。
期待に胸躍るとはこのことを言うのでしょうね。

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さぁ、あこがれの華厳の滝(けごんのたき)です。

さすがに日本一の名瀑。観光客の数も大変なものでした。
発見者は勝道上人と伝えられ、仏教経典の1つである華厳経から名づけられたといわれています。

男体山の噴火により堰き止められた中禅寺湖から、地表を流れる唯一の流出口・大谷川にあり、落差97mの滝を一気に流れ落ちる様は壮観で、日本三名瀑のひとつにも数えられています。
霧降の滝、裏見滝と併せて日光三名瀑とも、湯滝、竜頭の滝と併せて奥日光三名瀑とも言われ、日光・奥日光の三名瀑を合わせて日光五名瀑と称されることもあります。(機会があれば取材したいと思いますが、今回は時間の都合もあり、見送ります。)
今回、少し丁寧に撮影してみました。ごらんください。

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リンク先には少し大き目の画像をアップロードしてみました。クリックしてご覧ください。

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さらにズームして、縦位置で撮影してみました。こちらのリンク先にも少し大きめの写真を掲載しました。

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中段部分からは、十二滝と呼ばれる表出した伏流水による無数の滝が、簾状に並んで流れ落ち、直下型の華厳滝と相まって優れた景観を作りだしています。この十二滝の水源は中禅寺湖から漏出したもので、年中を通して枯れることがありません。

う~む、あまりにも見事です。やはり97mの落差を一気に落ちる大瀑布は壮観です。言葉もありません。

動画を撮ることは滅多にないのですが・・・今回は挑戦してみました。Youtubeにアップロードです。

う~む、動画の撮影はぜんぜんまだまだですね。次回はもう少し頑張ります。
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写真は、帰り道の道の駅から見た水車のある風景。
しかし、華厳の滝には残念ながら、悪い話もありますよね。
・・・・・・調べてみました。お読みになりたくない方は、以下の
 続き はご覧にならないでください。

ここからは、少しネガティブな内容があります。自殺の名所といわれる理由を調べました。

ご覧になりたくない方は をクリックして閉じてください。


自殺の名所としての華厳の滝

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実は、僕自身は調べてみるまでは、なぜ日光の華厳の滝が自殺の名所といわれるのかを知りませんでした。
明治36年(1903年)5月22日、まだ18歳だった旧制・第一高等学校の学生・藤村操がこの滝の近くにある樫の木を削り、「巖頭之感(がんとうのかん)」と題する遺書を残して投身自殺したのだそうです。
その後、彼に影響を受けた自殺が相次いだため、自殺の名所という評判が立ってしまったそうです。


藤村の「巖頭之感」の続きは、以下の通り。

悠々たる哉天壤、
遼々たる哉古今、
五尺の小躯を以て比大をはからむとす、
ホレーショの哲學竟(つい)に何等のオーソリチィーを價するものぞ、
萬有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」。
我この恨を懐いて煩悶、終に死を決するに至る。
既に巌頭に立つに及んで、
胸中何等の不安あるなし。
始めて知る、
大いなる悲觀は大いなる樂觀に一致するを。

以上、合掌にて・・・。