12月25日(日)、僕は久ノ浜にいた。
なぜだか・・・久ノ浜が気になった。
以前、撮影した秋義神社の辺り、どうなっているだろうか。この目で見たいと思った。
416: 津波にも負けなかった久ノ浜の小さな神社・秋義神社。浜通りの誇りにしたい。(2011.07.07 | 東日本大震災)
あの津波で倒された鳥居は、しっかりと起こされていた。
久ノ浜のこれからをきっと見守ってくれることだろう。
しかし、あれほどあった津波や火災で形を無くした建物の跡は・・・・きれいに片づけられ、跡形もなくなっていた。
僕の眼前には、玄関と思われる石畳と風呂の残骸がある以外は、がらーんとした荒野が広がっていた。
ここにも立派な住家があったんだろう、人の暮らしがあったはずだ・・・そう思うと、切なくなった。
なんとか1枚撮影したが、これ以上撮影する気にはなれなかった。
今、東北の海岸線には、これとそう変わらない風景が広がっていると思う。
形をなくしてしまったものは、かたずけなければ、先に進めない。しかし、なんと悲しい風景なんだろう。
ここから、次へ歩き出せると信じたい。
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はじめまして。私も今日久ノ浜に行ってきました。
地震から1年半経ちましたが、以前のにぎわいを早く取り戻せますように!
秋義神社にもお参りしてきました。