倉敷雛めぐり(岡山県倉敷市)で中之作川岸地区(福島県いわき市)のつるし雛かざりを展示。被災地を支援したい方々の行動です。

今、岡山県倉敷市では、倉敷雛めぐり(2月25日~3月11日)が行われています。
倉敷、児島、真備・船穂、玉島、水島の倉敷5つ地域がお雛様一色になる伝統行事です。それぞれの地域で特徴あるお雛様を見ることができ、たいへんな盛り上がりとなるようです。

今回、この倉敷雛めぐりにおいて、玉島地区で『中之作のつるし雛飾り』を展示紹介していただきました。

つなげていただいたのは、創業1720年の歴史を持つタテソースの豊島屋(てしまや)さん。
先日の中之作のつるし雛祭り(記事へのニュース番組を見て、中之作川岸地区でちりめん細工教室を行っている「ままや」さんにお問い合わせになられたそうです。
こんな経緯で、ままやさんで飾られた「つるし雛かざり」が、豊島屋さんの軒先に飾られることになりました。
なお、豊島屋さんの伝統の素晴らしさについては、僕がここで説明するよりも素晴らしい記事を書いておられる方がいますので、以下のリンクに紹介します。本当に良い記事と写真です。ぜひご覧ください。
喰い家の日々(あしたね研究所日誌)

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さらに、豊島屋さんの軒先では、とくさんの写真日記の写真を使っていただき、中之作のつるし雛祭りのようすを紹介していただきました。
中之作は、江名地区の入り江にある漁業で栄えた小さな集落。東日本大震災による津波被害もありました。多くの家が床上浸水。流れ着いた瓦礫の除去で大変な思いをしました。それでも、今年つるし雛飾りをやらないわけにはいかない。きれいなつるし雛飾りを見て、皆に元気を出してほしい。そんな想いで一針一針、心を込めて準備されたんだと思います。
その想いを・・・豊島屋さんは、岡山県倉敷市の皆さんに伝えたかったんじゃないかな~と感じました。
義捐金の募集箱も設置されました。

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感謝・応援メッセージの色紙も用意されました。

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お年を召した方から若い方まで、たくさんの方が応援メッセージの寄せ書きをしてくださり、書けなくなると裏面にまで書いていただいているということです。
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ミュージカル『備中玉嶋湊物語』のスタッフも駆けつけ、倉敷雛めぐりのPRをされ、注目を集めています。
備中玉嶋湊物語は、良寛生誕250年と備中玉島港の築港350年を記念して演じられた創作オリジナル・ミュージカルです。倉敷市の市民の間に深く根を下ろしたミュージカルとなりました。 ご興味のある方は、以下のリンクもご覧ください。
創作歌劇団 くらしき公式サイト
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さらに、地元TV局の取材もありました。
僕は、豊島屋さんがつけてくれたつながりで、倉敷市も雛かざりが盛んな街であることを知りました。また、倉敷市の皆さんも可愛らしい雛飾りの伝統が、東北の被災地にもあることを知り、お互いの地域の共通点を見つけることができるような気がします。


初日の25日はオープニング・イベント「玉島宵灯り」が行われました。
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軒先につるされた「つるし雛」もライトアップされ、多くの方が写真に収めていただきました。
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以上のお写真は、豊島屋の大野様にいただきました。写真から、すごく暖かな気持ちが伝わってきました。
被災地を応援したいと、本気で思っていただいていると感じました。
このイベントがきっかけになり、玉島(倉敷市)と中之作(いわき市)が兄弟のような関係になるといい・・・。
日本が一丸となって、被災地の復興を支援することが、今本当に必要なのではないでしょうか。
最後に、地元新聞記事を紹介させていただだきたい。
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2 Comments

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    なんか解らないけど嬉しいね!
    気持ちが温かくなりました。

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    こんにちは、コウシンさん
    支援の輪がこんなところにも広がることはありがたいことです。
    少なくとも被災地への関心を失わないでいてくださる方がいます。
    今後は、一市民の目線で被災地と日々の暮らしを伝えていけたらと思います。

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