2月末日、いわき市にも積雪がありました。

昨日の2月29日、いわき市では珍しく雪が降りました。

雪は前夜から降り始め、3時ごろまで降り続いた。温暖な気候のいわき市では、積雪があるのは本当に珍しいこと。それだけに、雪の影響はかなりのものだった。避難のために市内の人口が増加していることもあるのだろう。
市内のあちこちで渋滞が発生し、市民生活に大きな影響があった。

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降り続いた雪は、景色を一面の銀世界に変えた。
いわき市では、地震の被害で損壊した家屋の修理ができていない住家も多い。請負業者に対して、被災物件が多いためだ。ご覧のように屋根や壁にブルーシートをかけただけの住家も、まだ見かける。
さらに、原発被害地域からの避難者の方を受け入れる仮設住宅もある。
今、仮設住宅はどうなっているのだろうか。十分な断熱財や防寒の設備は備わっているのだろうか。いわき市に住んでいながらも、わからないことはたくさんある。
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幸いにも、午後からは雨の天気予報。
いずれ溶け出すことと思うが、いわき市は年間に数えるほどしか雪が降らない。スタッドレスタイヤなどの滑り止めを用意していない人も多い。そのため、降雪時の交通事故は心配だ。
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きっと今年は、これが最後の積雪・・・明日からは少しずつ暖かくなっていくだろう。
ふと考えた・・・。僕にとってはただの一日だが、被災地の方にとってはどうだろう。
日常生活を取り戻した市民の僕たちは、生活を良くしていくための努力の方向も考えることができる。明日を思うことができる。
しかし、被災地の方は、復興の計画がどう進んでいくのか。どのように良くなっていけるのか、わからないだろう。まだまだ厳しい暮らしを強いられている。
そのことは、忘れないでおきたいと思いました。