小雨のぱらつく、あいにくの天気でしたが、みろく沢石炭「炭への道」整備記念ウオーキングに参加してきました。
このイベントは、内郷ふるさと振興協議会の主催によるもので、国宝「白水阿弥陀堂」と常磐炭田発祥の地「みろく沢」を結ぶ遊歩道「みろく沢石炭(スミ)の道」のうち、荒廃が進んだり勾配が急で歩きづらい箇所を整備したことを記念したハイキングです。この区間は文化庁の保護区間で、整備するのも手続きが大変だったそうです
参加された市民の方は150名はいらっしゃったでしょうか。たくさんの方が参加されていました。
また、福島民友、いわき民報の記者さんも取材に来ておられました。
白水阿弥陀堂の駐車場で、開会式を兼ねた説明会を行いました。申し込みをしたときは20名前後じゃないかな~と思っていたのですが、100名を超える人数に驚きました。
映画「フラガール」で紹介されたように、いわき市(とくに内郷~湯本にかけて)は石炭・炭鉱の街として栄えておりましたし、関心の高さがうかがえました。
ボランティアによる案内人がついてくれ、要所〃で詳しい説明をしてくださいます。案内人の方は、普段もみろく沢炭鉱の案内をされているそうです。申込みは、白水阿弥陀堂駐車場内の観光案内所でできます。
今回歩いたルートは、通常の案内ルートとは逆順ですが、白水阿弥陀堂→みろく沢炭鉱資料館→白水阿弥陀堂駐車場までの約2.5キロでした。
まず、案内していただいたのは、常磐神社です。この神社は市の有形文化財である鉄製懸仏(てつせいかけぼとけ)を所蔵されている神社です。毎年、10月ごろに例大祭を行うそうです。今日は参拝することができませんでしたが、いずれ行ってみたいと思います。
そして、われわれは石炭資料館を目指して、山の中へと進んでいきます。整備されていて、歩きやすいのですが、雨で滑りやすいので注意が必要でした。
ところどころに、解説の立札がたっています。順路を確認できるし、勉強にもなっていいですね。
ボランティアの案内人の方が詳しい説明をしてくださいました。
内郷地区の石炭採掘は、小さな石炭採掘場がたくさん(130ヶ所以上)あったようです。とくに、狸掘りという採掘方法が大変盛んで、地山に横穴をあけて、その中に入って石炭を採掘したそうです。採掘のようすがまるで狸がくらす巣穴のようであったことから、この名前がつたそうです。
僕は炭鉱と聞いて、大きなトンネルの中でツルハシ等で採掘しているようすを想像していました。
しかし、このような自家工業的な採掘も多かったと聞き、なるほどなぁ~と感心しました。
石炭層をそのまま現状保存している場所がありました。黒い層が石炭層のようです。
なるほど、これだけ浅い所に石炭層が露出するようであれば、大がかりな工作機械がなくとも、石炭採掘ができそうですね。
実際のところ、石炭はまだまだ採れるそうです。石炭採掘がおこなわれなくなったのは、石炭から電気へとエネルギー資源の切り替えが進み、石炭の需要が少なくなったからだそうです。
実際に採掘した石炭を燃やして、豚汁鍋をごちそうしてくれました。火の勢いもなかなかですね。
この史料館は、個人の収蔵品をご厚意により、無料公開しているものです。
当時の貴重な資料ばかりが集まっています。とてもありがたいと思いました。
ここだけ時間が止まっているようです・・・時代を感じさせるものがいくつもありました。
資料館の中でも、ボランティアの案内人の方が説明してくださいました。
古時計やカンテラ(炭鉱の中での照明に使うもの)、そしてヘルメット。ご年配の案内人の中には、実際に炭鉱ではたらいていた方もいて、当時のようすを詳しく教えてくださいました。
また、今回のこのウォーキングに参加された参加者の中にも、炭鉱にかかわっていた方もいたようで、懐かしむ声が、あちらこちらで聞かれました。
帰りの順路の最後で見た、「吊るしの観音」です。ここは、案内人の方もいなかったので、なぜ吊るしの観音というのかはわかりません。ただ、ものすごく静かな場所です。なぜ、この場所に観音様を祀ったのか、まったくわかりません。向こう岸までいって、直接参拝することができないではありませんか。
なぜ、このような形の祀り方があるのか、ご存知の方はぜひコメントにてお知らせください。
最後に、白水阿弥陀堂にて集合して解散しました。だいたい2時間くらいのウォーキングでした。
なお、白水阿弥陀堂はちょっと時期があまりよくありませんでしたので、今回の写真は控えさせていただきます。去年の撮影で申し訳ないですけど、後日に白水阿弥陀堂をきちんと紹介したいと思います。
では、みなさん。ごきげんよう
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こんにちは。カミタク
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と申します。
私が運営しております、鹿児島温泉(鹿児島市内温泉)を中心にして、鹿児島県内外の温泉と観光スポットを紹介するホームページ「温泉天国・鹿児島温泉紹介!」
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内のサブ・コンテンツ「みろく沢炭鉱資料館訪問記」
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のHP欄から、この貴ブログ日記記事にリンクを張りましたので、その旨、報告申し上げます。
今後共、よろしくお願い申し上げます。