皆さん、いわき市の国宝といえば何ですか？？
そう！　『白水阿弥陀堂』です。福島県唯一の建築物としての国宝です。
それはとても素晴らしい建築物なのですが・・・今日は、その水辺で暮らす仲間たちをご紹介します。
なお、白水阿弥陀堂の正式名称は願成寺阿弥陀堂。阿弥陀堂は東・西・南の三方を池に囲まれ、正面に当たる南から中ノ島を経由して御堂にいたる参拝道が設けられています。さらに北・東・西は山で囲まれており、阿弥陀堂を中心としたこれらの空間は、正に平安時代末期に盛んだった浄土式庭園になっています。
この三方を囲む池には実に多くの生き物がくらしています。 ご紹介しましょう。
 
まずは、レギュラーであります『マガモ』の皆さんです。

 
亀が多いことでも人気です。この亀はかなり人になついており、観光客を見ると近づいてきます。ミドリガメとクサガメがいるようです。
 
すいーっと泳いでいます。気持ち良さそうに見えませんか（笑　さいきん暑いですからね。
 
そして、上陸です。亀が見たくなったら、白水阿弥陀堂へぜひどうぞ！手前がクサガメ、奥がミドリガメです。
 
青鷺（アオサギ）も飛来します。アオサギは雄大な姿ですね。
 
意外にこれは良いなぁ～と思っている『雀（スズメ）』です。あんまり身近すぎて、普段は気をつけてみている鳥ではないですけど・・・なかなかこの鳥は面白いですよ。
 
木々にとまったり、枝と枝をとびうつる姿が意外に絵になるのですよね。そういえば、スズメはふすま絵にも良く書かれていますね。さて、ここから面白い写真が撮れました。
 
ピントがいまいちシャープじゃなくて、見づらいと思いますが・・・鳥って子育てをする生き物なんですよ。
 
ほら、分かります？右側は若鳥です。ちゃんと飛べるのですが・・・まだ、親鳥に餌をせがんでいます。
 
親鳥もちゃんと餌をあげるのですよ。スズメがこんなことをしてるの初めて見ました。ツバメでは見たことがあるけど・・・。
 
仲良しで良いことですね・・・。しっかり立派になって、巣立ちをしてほしいですね。
 
こうしてみるとスズメもなかなかのもんですな～。
  
優雅な飛翔を披露するアオサギ。大きく翼をはためくさまはジャンボジェット機のようです。
 
 
 
アオサギの定位置は、中島脇の岩の上ですね。たいていいつもここにいます。
 
池の周りに張られている綱の上で、蟻が綱渡りをしているのに気がつきました。面白いでしょ。
 
境内には桜の木もあるのですが、小さな実をつけていました。可愛らしいですね。一週間もすれば、ほとんど鳥たちに食べられてしまいますけど・・・。
 
回り込んで、前から撮影してみました。この写真はEF70-300mm F4-5.6 IS USMで撮影したものです。
 
さらに寄ってみました。美味しそうに見えるけど、たぶん食べるとすっぱいかな。桜の実はあまり長い間見ることができないので、見れて幸運でした。でも、ラッキーはこれだけではありませんでした。
 
噂には聞いていましたが・・・カワセミに会うことができました。（いるという話は聞いてましたけど、自分で見るまではいまいち信じ難くてね。ちなみに、友人にカワセミを白水阿弥陀堂で見たよと言ったら・・・何それ？蝉（セミ）？という返事が返ってきました・・・。川にすむセミって・・・（笑））
 
飛ぶ！カワセミ！！
これだけ小さな鳥だもの、実際、300mm程度の望遠レンズ（しかも便利ズーム）では十分な解像度が得られないようです。少なくともLレンズ・・・できれば500mmの単焦点望遠レンズがほしくなる。そして、三脚は必須だ。
カワセミを本気で撮るとなると、投資も半端でなくなりそう・・・あまりハマらないようにしよう。
 
 
いや～、しかし、かわいいな～。きれいだよね。小さな体のわりに長くて鋭くとがった嘴！小型戦闘機のようですよ。
 
橋の手前の石垣にも止まってました。すごいな～。この日は四羽くらいいたようです。（こんな日はあまりないそうです）
 
本当にスタイルの良い鳥です。僕の腕と機材では、今のところこれが限界です。もっと素晴らしい写真を見たいという方は、僕のお気に入りでもある恩曽川のカワセミをご覧ください。素晴らしいカワセミの写真をたくさん見ることができます。
ところで、白水阿弥陀堂のカワセミを撮り続けておられるカメラマンさんはかなりおられるはずだけど、ブログやWEBサイトで写真を公開されている方はいるのかな。どなたか教えてくださるとうれしいなぁ。