夏の思い出シリーズ♪川越菓子屋横丁で遊んだあとは、時の鐘に往時をしのびます。(8月15日)

さて、夏の川越散策後半は川越の街を歩きます。
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あっ、この画像は関係ありません(笑
・・・いや、ほら、埼玉県は浦和レッズのホームだから・・・。川越にもサポーターがいるんだな~って・・・フラッグを発見しましたので、つい・・・。(ぼくもレッズ好きだからというのは関係がありません。)


川越といえばですね・・・川越氷川祭ですよね~。
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一度は見てみたい・・・と思っているのですが、いまだにチャンスがありません。この建物には、川越氷川祭に欠かせない山車がしまわれてるみたいです。いや~、いつか本当に見てみたいねぇ。
まずは、
菓子屋横丁に行ってみます。
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駄菓子店や骨董など、雰囲気のあるお店が並びます。 さぁ、この角をまがると駄菓子店がズラリと並びます。そのうち、いくつかをご紹介します。
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松本製菓
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こちらは伝統的な手法でお菓子を作り続けている「松本製菓」です。お店の雰囲気もとても風情があり、店頭に並ぶ商品にはとても懐かしいものを感じる。天然素材を使用し、味にこだわって100余年のお店です。
お店に置いてある手作り商品は種類も豊富で、どれも昔からの道具や手法で作られています。機械で簡単に作れるこの時代にも関わらず、松本製菓はあえて伝統のやり方を守っています。麦棒、ニッキ飴、ベッ甲飴、はっか飴、いずれも自家製の歴史は100年を超えるそうです。
菓匠かとう
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こちらの店先は、伝統と歴史が強く漂う「菓匠かとう」。大正時代からずっと作り続けている手作りの羊かんをはじめ、アンコ玉・すあま餅・団子・饅頭などの和菓子がとても充実しています。
昔は製造業のみで、店構いを設けて店頭販売を始めたのは、平成になってからだそうです。歴史は古いので、「あんこのかとう」といって川越で知らない人はいないそうです。
店頭、店内を飾るのは駄菓子と民芸品の数々。その数はなんと60種類以上。色とりどりのその多彩な商品は、川越独特のものから懐かしいものまであり、見ているだけでとても心が和みます。

三代目 彩香
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こちらの「三代目 彩香」はお漬物屋さん。店内に入ると、香ばしいお漬物のかおりが漂い、さまざまなお漬物が並んでいました。その数はなんと30種類以上あるそうです。
小江戸茶屋
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こちらは、小江戸茶屋といいまして、創業は明治23年です。当時は菓子製造をしていたそうですが、今では販売のみの業態になっています。
取り扱い品には珍しいものが多いです。ぱっと目に入るのは、85cmもある長いふ菓子の「大黒棒」。 これが大人気で、皆さん、10本まとめてなど、たくさん買われていました。
楽 楽
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この黄土色の漆喰のオシャレな建物はパン屋さん。黄色い壁や広いお庭が可愛らしい建物です。建築資材は、国産ムク材を使い、釘や補強の金物を使わない仕口で組み立てる伝統工法で建てられたそうです。壁は漆喰、塗料は100%植物性オイル、断熱材はペットボドルのリサイクル素材を使用し、健康や環境に配慮しているそうです。ここまでのこだわりのある建物だもの、きっとおいしいパン屋さんです。
でも、喜多院を見終わった時から、すでにお腹ぺこぺこの我々は、もうがっつりご飯が食べたいんです。埼玉といえば、『うなぎ』です。うなぎの蒲焼は埼玉が発祥という噂もあるのですから。
さぁ、うなっ子へ行きましょう。
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このうなぎ専門店「うなっ子」は、西川越にある全国でも珍しいさつまいも料理専門店「いも膳」の姉妹店です。お店の前のお堀にはかわいい錦鯉が泳いでいました。とても涼しげです。
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いや~、いいね。日本の夏っていう感じがしますよ。
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うな重は、いずれも肝吸いつきで松(1280円)、亀(1680円)、鶴(2350円)の3種類があります。僕らは亀をいただきました。
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肝吸いもおいしかった。うな重は、タレが甘すぎてダメだという方いますね。でも、ここのうな重は多分大丈夫じゃないでしょうか。甘さ控えめのさっぱりしたタレでした。
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少し大きい画像で見せつけちゃいましょう。
本当においしかったですよ~~。
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風情を感じるいいお店です。川越菓子屋横丁を歩いて疲れた。お腹がすいたという方は、ぜひ『うなっ子』さんへ行ってくださいね。
小江戸coffee mame蔵と亀之助商店
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菓子屋横丁からちょっとはずれて、こちらのお店が目に入りました。古民家の軒先にゆれるコーヒーの文字。ふらふらと吸い寄せられるようにお店に近づきました 。
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mame蔵さんは時の鐘近くにある「あぶり珈琲」さんのコーヒー豆販売店です。自家焙煎した珈琲豆や珈琲器具、温かみのあるマグカップなどを売っていました。また、手ぬぐい、柔らかハンカチ、風呂敷等を扱う亀之助商店さんが隣接しています。
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店先にかけられ、風に揺れる手ぬぐいがまるで、暖簾のように夏の日差しをさえぎります。こういう使い方もありですね。ちなみに、父はこのお店がとても気に入ったようで、3つも手ぬぐいを買っていました。
向かいのお店もいい感じでした。
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この前掛け、いいでしょう?ぼくも『成田山』のプリントのある前掛けを買いました。父はここでも、店主と昔話をしていました。父の家は、八百屋もやっていたので、前掛けをして商売を手伝ったのだそうです。
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川越は、サツマイモが名産です。サツマイモを使ったお菓子が多いです。
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向かいに見えるのは
深善美術表具店(フカゼン)です。なんと創業は元文3年(1738年)です。20100815_kawagoe2-36.jpg 
そして、この蔵造りの建物は明治28年の建築だそうです。

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掛け軸って英語では『SILK SCREEN』っていうのですか、ここで初めて知りました。ちなみに
公式ホームページでは、掛け軸等の通販も行ってるそうです。
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情緒あふれる蔵造りの町並みにひときわ高くそびえる川越のシンボル「時の鐘」。江戸時代初頭から城下の町に時を告げ、今なお現役で動き続ける時計台です。

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今から約400年前、当時の川越藩主だった酒井忠勝(さかいただかつ)によって創建されたといわれています。以来度重なる火災で鐘楼や銅鐘が焼失したが江戸時代を通じて度々建て替えられました。

現在建っているのは4代目に当たり、明治26年に起きた川越大火の直後に再建されたものです。この再建に際しては、川越商業銀行を創設した竹谷兼吉らの川越商人が寄付を集め、晩年を川越で過ごした渋沢栄一の資金援助・明治天皇からの下勅金、さらには原善三郎、茂木惣兵衛など市外の実業家の献金があったそうです。 

時代が変わり、鐘つきの方法が鐘つき守りから機械仕掛けへと変化しましたが、昔と変わらず今も蔵造りの町並みに時を告げています。また、その響きの良い音色は平成8年に環境省の「残したい“日本の音風景100選”」に認定されました。


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ちなみに、川越の街を見るなら、人力車に乗るのもお勧めです。人力車は各所に待機しているので、ご利用になりたい方は車夫に声をかけてみてください。
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この時の鐘は木造3階建ての櫓になっていて高さは16メートルあります。登ってみたいけど、ダメですよ。

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時の鐘の裏側にまわると、鐘を見ることができます。あの鐘で時を知らせていたのですね。
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車夫はサービスで、手持ちのカメラ付き携帯電話や、デジタルカメラで記念写真してくれるようです。いいお話も聞けるようだし、いいサービスだと思います。
川越氷川神社
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ここ川越氷川神社の歴史はたいへん古く、古墳文化が伝えられた6世紀、欽明天皇の御代に武蔵一宮である大宮氷川神社を分祠したことに始まったといわれている。以後、太田道灌が川越城を築城して以来、当地の総社として崇敬され、「お氷川様」と呼ばれ親しまれてきました。

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まずは、お参りの前に お清めをしましょう。きれいな水がとうとうと湧き出ています。
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舞殿も見事です。ここで神楽舞が奉納されるのでしょう。
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そういえば、川越氷川神社は巫女さんが有名です。巫女舞や
巫女行列も有名です。

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境内には、各種のおみくじがありました。ひときわ目を引いたのがこの『
一生安みくじ』です。駄洒落がきいています。
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大晦日には、1 年の穢れを祓い清め、新しい年を迎える準備をします。鳥居を8の字にくぐり、お祓いを受けるそうです。

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以上、大急ぎになってしまいましたが、川越の街散策編をお伝えしました。
しかし、川越の街はこのほかにも多くの寺社や観光名所があり、とても一日では見きれないほどです。機会があれば、また散策してみたいです。
なお、川越はサツマイモ菓子がおいしいので、一つ買ってみました。
菓子匠「右門」の
いも恋です。
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いもの街・川越の老舗「右門」の看板商品、その名もイモに恋する「いも恋」。
山芋と餅粉の饅頭の中に、甘さ控えめな餡と厚い輪切りのサツマイモがそのまま入ってます。モチモチの饅頭皮と、ドカンと入ったサツマイモの取り合わせが最高に美味しい和菓子です。
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ほらね、サツマイモの存在感がすごいでしょ?サツマイモはあんこにとてもあうのですよ。