1月8日(土)、大國魂神社の酉小屋(とりごや)を見学しました。

なんとも突然ですが・・・いわきがとても好きです。いわきには素敵なお祭りや行事がたくさんある。写真を撮る者にとって、絶好の場所だと常々思います。

201101_torigoya-4.jpg 
今回は正月に関係する行事である「酉小屋(とりごや)」をご紹介します。
酉小屋は竹と藁(わら)で組み上げられた小屋のことで、正月飾りやお札などと一緒に燃やして、神様を送り出す正月送りの行事です。
この行事を行うことで鳥害を防ぐとされており、豊作が祈願されます。さらに、焚き上げのには神様が宿っており、この火にあたると一切の不浄がはらわれ、一年間の健康が約束されるばかりか、地域の安全にも効果があるとされています。
そんな素敵なイベント・・・ずっと見てみたいと思っていました。念願かないました。
ちなみに、大國魂神社での酉小屋があることは、『いわき・うぶすな広場だより』というブログ様の記事を拝見して知りました。酉小屋の作成からお焚きあげまで、詳しい記事を作成していらっしゃいます。ぜひご覧になってください。


酉小屋を見学♪
201101_torigoya-5.jpg 
酉小屋でお焚き上げされるお札やしめ縄が集められています。大國魂神社の酉小屋はさすがに大きくて、床面積も6畳~8畳くらいはありました。
201101_torigoya-6.jpg 
酉小屋にしめられた太~いしめ縄とボンボン。こんな立派な酉小屋もなかなか無いのではないでしょうか。
201101_torigoya-7.jpg 
酉小屋の中を撮らせてもらうことができました。中には囲炉裏が作られていて、自在鉤にかけられた鍋で、しし鍋を作っているのだそうです。まわりにさされたサンマの串焼きもおいしそうです。奥に見える竹筒の中にはお神酒が入れられていて、お燗をしています。酉小屋お焚きあげまでの間、地域の方や世話役の方が暖をとるのでしょう。
201101_torigoya-8.jpg 
201101_torigoya-9.jpg 
神棚も立派なものが設置されていました。
201101_torigoya-10.jpg 
酉小屋の奥には、甲塚古墳(かぶとづかこふん)が見えます。冑を伏せた形に似ていることから、この名で呼ばれています。国指定史跡です。

お焚きあげの予定時刻は午後7時30分とのことです。時間がたっぷりありますので、大國魂神社に参拝していこうと思います。
大國魂神社

201101_torigoya-12.jpg 
杉の大木が印象的な大國魂神社、このご神木の裏には有名な御神体があります。

201101_torigoya-14.jpg 201101_torigoya-13.jpg 
何度か撮っているけれど、狛犬は石造りでなかなかいい顔をしていますね。
201101_torigoya-15.jpg  
本殿に参拝しました。お祈りしたのはもちろんアノコトです。 太しめ縄や叶緒(かねのお)も新調されていて、まさにお正月の雰囲気ですね。

201101_torigoya-16.jpg 
この鈴につながる紐は、叶緒(かねのお)と言いまして、このひもを通して願いが叶うとされています。
僕はもちろん「大黒様の宝くじのファン」であります。今年こそ・・・。


201101_torigoya-17.jpg 
201101_torigoya-18.jpg 
手水舎のそばには、参拝者が奉納したのであろう大黒様がたくさんありました。僕も『大黒様の宝くじ』でドカンと当てたらですね・・・一体くらいは奉納しようかと思います。

201101_torigoya-19.jpg 
御神体『ごもっとも様』、しめ縄も新しく、りりしく神々しいお姿です。
201101_torigoya-20.jpg 
201101_torigoya-21.jpg 
以上、酉小屋の見学と、大國魂神社のご紹介でした。 なお、当ブログでは、大國魂神社を過去にご紹介しています。よろしければそちらもご覧ください。