いわき市民の元気な笑顔を集め、いわき市民はがんばっているぞ!と発信していく活動です。
この「がんばっぺいわき」のロゴデザインは、鳥取県出身、いわき市在住のイラストレーターである、ユアサミズキ氏によるものです。ユアサミズキ氏公式サイトはコチラ→ http://www.mizdesk.com/
がんばっぺいわき!ふくしま!
今日の写真はGWの真ん中、5月4日にいわき市の災害ボランティアセンターの派遣で、四倉町でのブロック塀撤去をした帰り・・・いわき病院はどうだったのかな・・・と気になって見に行ったことでした。
豊間のセブンイレブンの角を回っていわき病院前へ、外から見る限り、特に大きな損傷はないように見えた。おそらくこのあたりも津波の被害があったはず。しかし、現在はお休みしているようだったので、どこかで話を聞けないものかと・・・。
しばらく車を走らせると、ある商店が目に入った。
中屋商店だ。
がんばっぺね!とよま なかや
その商店の壁にはそう記されていた。
店主の矢吹さんに話を聞くと、津波がここまで来た。いわき病院の国道側から、黒い水がずーっと押し寄せてきた。うちの店でも膝下くらいまで浸水してしまった。大きな津波が来たんだと直感したという。
地震・津波から数日間、これから店を続けていくのか、開けていくのかどうか、考えたがどうにも答えが出なかった。いてもたってもいられなくなり、その時の気持ちを店のシャッターにペンキで書いた。
がんばっぺね とよま。
がんばっぺとは力強く言えない。しかし、元気を出そうと声をかけたい。まずは隣人へがんばっぺねと声をかける。少しづつ広げていって、みんなでがんばっぺねと大きな声にしたい。それゆえのがんばっぺね。
そして、とよまのとうだいが照らしてくれてるからと書き添えた。
豊間の灯台は、今までもずっと豊間の人々の安全を見守ってくれていた。今後も変わらず私たちを見守ってくれるだろう。そして、みんなもいる。だから、大丈夫!時間はかかるかもしれないけど、復興に向けて元気を出そう。歩みだそう。
みんな一人じゃない。みんなで頑張るんだ。お互いに声をかけていこう・・・そんな思いが、この言葉には込められていると感じた。
がんばっぺね とよま!
あきらめない人たちがいる限り、豊間はいつの日か復興できる、そう感じたゴールデンウイークの午後だった。