ガレキに花を咲かせましょう。そして、星空にも花を・・・未来は、負けない。

 この写真を撮ったのは7月18日のことである。

小名浜で活動するUDOK.主催のオクリエという活動。その様子を取材した後に、人づてにこの活動を知った。
久ノ浜の被災した建物に『 花 』をモチーフとして描かれた壁画は、『ガレキに花を咲かせましょう。(略称:ガレ花)』という活動だ。
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北いわき再生発展プロジェクトチームが支援する活動だ。
このチームは、3月11日の震災で地元青年を中心に瓦礫撤去や支援物資の配給などを行う活動をしてきた。この支援活動に賛同した県内外の協力者も徐々に増加し、2011年6月9日、地域再生と発展を目的とした任意団体『北いわき再生発展プロジェクトチーム』を立ち上げました。
音楽やアートによる地域活性イベントによっていわき市北部を再生させ、壊されてしまった産業構造を埋めるべく新たな産業誘致などによって震災前よりもこの地域を発展させる。これを目標に活動を続けている。
現在は、2チーム体制を取っており、瓦礫撤去や側溝清掃をはじめとする地域住民のお手伝いを行う「team 結」、地域活性や住民慰問イベントを開催する「再興祭実行委員会」で構成されています。(以上、公式サイトより抜粋)
そして、もう今週末のことになるが、久之浜地区の復興•地域再生への機運がさらに高まり、支援の輪がさらに広がり、末永く続くことを願って、『福島県いわき市久之浜奉奠祭(ほうてんさい)』を開催する運びとなった。
ここにその要旨を紹介したい。
20110813193046260.jpg震災発生から5ヶ月あまり経つのを機に、震災で亡くなった方々への追悼と、ご支援をいただいた皆様への感謝と、復興への決意を表す「花火大会」を企画しました。
鎮魂の花火(約2,000発)をはじめ、子供たちが楽しめる催しや、住民によるスピーチ、踊りや音楽等の催しを企画しています。
また、原発災害に苦しみながらも独自に復興に取り組む飯舘村の子供たちや風評被害と闘う石川町の子供たちとの交流などの企画を用意し、被災者、支援者皆が想いを分かち合い、笑顔になれるイベントにしたいと考えております。
日 時 : 2011年8月27日(土)(10:00~20:00) 
       ※雨天順延:9/3(土)
会 場 : 久之浜東町~北町
主 催 : 北いわき再生発展プロジェクトチーム
       /久之浜・大久地区復興対策協議会
共 催 : NPO法人Wunder ground
後 援 : 福島県いわき市、いわき商工会議所、
       福島県商工会連合会浜通り広域指導センター
より詳しいタイムスケジュールなどについては、『北いわき再生発展プロジェクトチーム』の活動ブログをご覧いただきたい。
さて、『ガレキに花を咲かせましょう。』の紹介については、なにぶん撮影から一ヵ月もたってからの公開になってしまった。おそらく今では現地にもっともっと多くの花が咲いていることと思う。
お祭りに足を運ばれた際には、ぜひ目を留めていただきたい。



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福島県いわき市の被災地では、そこで暮らす人々が、それぞれのやり方で、次の一歩を踏み出そうと動き出している。震災前よりもこの被災した地域を発展させようと、踏ん張っている。
いつの日か必ず、これらの活動成果が実ることを願います。